中国語圏(中国大陸、香港、台湾、シンガポール、他東南アジア)では、国・地域によって使用される言語および文字が異なりますので注意が必要です。
まず、言語ですが、中国大陸では標準的な中国語である北京語が広く話されています。台湾においても北京語が使われています。一方、中国大陸でも広東地方、 香港では広東語が使われています。次に文字ですが、中国語圏で使用されている文字には、「簡体字」と「繁体字」の二種類があり、中国大陸では広東語圏を除 き簡体字が使われています。他方、台湾では同じ北京語が話されているものの文字は繁体字が使われていますので注意が必要です。広東語圏では一律繁体字が使 われています。「簡体字」には用いられるのはGBコード、「繁体字」には「BIG5コード」で、互換性はありませんので注意が必要です。もちろん日本語の文字コードはこれらとはまったく別物ですので互換性はありません。以上、まぎらわしいのでまとめてみると以下のようになります。
2008年には中国本土のインターネット人口は3億人、またインターネット普及率も22.6%世界水準を超え、世界最大のインターネット市場となりました。
(中国大陸)
| 「百度(Baidu)」73.2% | |
| 「谷歌(Google)」20.7% |
(i-Research 2008)
検索エンジンでは中国製検索エンジンの「百度(Baidu)」と、「谷歌(Google)」の2社が圧倒的な利用率を誇っており、中国向けのSEO/PPCはこれら2つの検索エンジンをターゲットにするのがよいでしょう。その他に注目すべきは、「谷歌(Google)」がポータルサイトや動画 サイトなど人気サイトへの検索エンジン提供によりシェアをあげつつあることです。また、業界によって シェアこそ少ないものの、「雅虎(Yahoo!)」を傘下におさめる「阿里巴巴(alibaba)」グループはBtoBなどECに強く、「捜狗 (Sogou)」、「有道(Youdao)」は4大ポータルサイト「捜狐(Sohu)」、「網易(NETEASE)」傘下のエンジンとして、それぞれ特徴 を生かしてユーザーの確保を行っているといった現状になっております。
(香港)中国へのEコマース展開で気になるのが決済の手段ですが、現状はどうなのでしょうか?中国においてもネットショッピングはネット人口の急増と比例して都市 部を中心に非常に盛んです。特に、ショッピングサイトの淘宝網(タオバオ taobao)は、ネットショッピング利用者の8割以上が利用しているといわれ、競合の拍拍網、TOM易趣網などを寄せ付けない勢いのようです。中国では まだまだ収入の格差もあり、個人の与信が困難であることからクレジットカードの普及が進んでいませんが、ネットショッピングの世界では、ネットショッピン グ専用の仮想口座のような「支付宝(アリペイ Alipay)」というシステムがほどスタンダードになっています。売り手と買い手はアリペイの口座を通して安心が取引できるというわけです。もうひとつ 注目すべきは、与信機能のないカード、いわゆるデビットカードの存在です。その中でも銀聯(ギンレン)カードは最も普及しています。英語ではユニオンペイ (Union Pay )として知られるこのカードですが、ほとんどの中国人にとってマストアイテムと言えるほど普及がしているようです。
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